腹膜偽粘液腫闘病記

腹膜偽粘液腫という珍しい病気にかかりました。闘病記をはじめます。

3/11

3.11である。
震災当時は専業主婦で、昼寝している1歳8ヶ月の息子をそろそろ起こそうかと思いつつ、お茶を飲みながらまったりしていた時だった。
ガタン、ミシミシ、ゴゴゴ、と音がして大きく揺れ始め、あわててベビーベッドでスヤスヤ寝ていた息子を抱えてうずくまった。不安定なところに置いていた茶碗が落ちて一個割れただけで、我が家はなんの被害もなかった。

当時は元気だったスコティッシュフォールド(2019年死去)が、低い姿勢で不安そうに、天井で揺れる照明を見上げていたのが印象に残っている。
停電もなかったので、万が一に備えて慌ててご飯を炊いてお握りを作り、ホームベーカリーでパンを焼いた。息子と早めに風呂に入り、残り湯を溜めておいた。

その日は午前中に買い物に行っており、食材は数日は大丈夫だったが、スーパーやコンビニの棚が空っぽになっている光景はつらかった。
その後の津波原発のことを考えると…今でも心がズッシリと重くなる。幼児を抱えて不安定な時期だったので尚更だった。

夜、同じマンションの方と話したら、秋葉原から歩いて帰ってきたと言っていた。すぐそばの井の頭通りをみると、徒歩で帰宅する人たちで歩道はすし詰め状態だった。

本日は体調悪く、一日中寝て過ごす。