腹膜偽粘液腫闘病記

腹膜偽粘液腫という珍しい病気にかかりました。闘病記をはじめます。

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腹圧が相変わらずあるが、前日よりはマシな感じ。

午前中にネズミ駆除の業者さんがきてくれた。
ネズミの声がした仕事場の天井裏を覗き込むと、とんでもない光景があったようだ。
生きたネズミは居なかったが、フンが大量にあり、我々が入居する以前に設置されたとりもちにネズミががかって死んでいるのが複数あるという。
業者さんも覗き込んだ瞬間、ギョッとしていたのが見てとれた。

毎日仕事している場所の板一枚隔てた天井に、そんな地獄があったとは。

業者さんはプロフェッショナルで、慌てず騒がす、とりあえず手の届く範囲の死骸を取り除いてくれた。我々は怖くて死骸は見られなかった。
その後、家の周りを見て侵入経路の確認をする。1番怪しいのはシャッター周りで、シャッターの隙間から天井裏に入っている可能性が高いそうだ。シャッターの隙間にブラシ状のネズミ返しを設置すると良い、とのこと。
住み着いているネズミは、餌を食べさせ弱らせて、とりもちで地道に捕まえるしかないようだ。デスモアの出番だ。
賃貸なので、業者さんがネズミ返し設置と駆除の見積もりを出して管理会社に連絡し、管理会社から大家さんに許可を得る、という流れになる。

外であーだこーだ話してたら、ご近所の方が通りかかって、あら、ツバメですか?なんて言ってたけど、ツバメだったらどんなに良かったか…と思ったら、ツバメもネズミも営みの中で人間のところに間借りしてるだけで、ネズミは駆除してツバメは保護してあげるのって何なんだろう、とか、命とは何か…みたいな事まで考え始めてしまった。

業者さんが帰った後は夫とぐったり。食欲もなく、お昼も残り物で済ます。
しかし入居以前からネズミが居たとは。幸いなのは家の中に出ていないことだ。
ちなみに業者さん曰く、猫を飼っているからと言って、ネズミが寄りつかないわけではないらしい。でも家の中に居ないのは猫のおかげだと思いたい。

午後は叔母来訪。またバーゼルのケーキを持ってきてくれた。途端に元気が出る。
叔母周りにトラブルがあり、しかし我々も経験したことがなく、ロクなアドバイスもできなかった。でも話せてよかった、と言ってもらえた。
叔母が膝が痛いというので、夫が少し施術してあげると、痛みが消えたと驚いていた。叔母も72歳。膝の一つも痛くなるお年頃だよね。お互い歳をとったねぇ。