腹膜偽粘液腫闘病記

腹膜偽粘液腫という珍しい病気にかかりました。闘病記をはじめます。

7/20(入院前検査日)

(入院前検査日)
1ヶ月ぶりの4時起きの朝。流石に眠くて仕方ない。
飛行機の中でも乗ってすぐに爆睡してしまい、なんと着陸した衝撃で目が覚める有様である。寝過ぎ。

空港から出ると、ジュワジュワと耳慣れない音がして辺りを見回すが何もない。よく聞くと、どうやらセミの声のようだった。調べてみると、これが西日本にしか居ないというクマゼミの声らしい。生で初めて聞いた。
春木駅周辺は内陸ではないからか、照りつける太陽は暑いが風が涼しい。都心とは大違いで過ごしやすい。

本日は検診デー。採血、心電図、心エコー、下肢エコー、肺活量、レントゲン、歯科検診と盛りだくさんのメニューをこなす。みんな親切で、ニコニコしながら対応してくれる。特に歯科は、1時間近くチェックや掃除などしてくれた。いい病院だなぁ。
最後はお久しぶりのY先生の診察。

元気そうやな。(手帳を見て)ええとユアンさん、8/4手術やね。
腫瘍マーカーも減っとるし、抗がん剤が効いとる。全部で11回やったかな。
(ちょっとしんどくなって7/6はパスしました)
あぁ、そうやったね。ええよ。エスワンタイホウはもう飲んでないね?
(たしかHIPEC後は飲んでないです。おかげで下痢や吐き気がなくて少し楽に過ごせました)
あれは女性は副作用でるからなー。
手術前にMRI撮って粘液の場所を確認するけど、このPCI値と腫瘍マーカーなら、我々の経験上90%は取りきれて治るよ。
(嬉しいです。切るのはどこなんですか?)
主に大網と横隔膜。審査腹腔鏡でその辺にあったからな。
(手術は何時間ぐらいかかるんですか?)
3時間ぐらいかな。
(えっ、思ったより短いですね)
この日は2人手術の予定が入っとるからな。

なんと、先生のお歳で一日に2回の手術に臨むとはびっくりだ。
診察後は入院コーディネーターの事務の方と看護師さんとお話しして入院のことを聞くも、2回目なのであっさり終了。
お会計が終わったのは12時過ぎだった。
春木駅まで歩きながら夫に進捗を電話する。飛行機は5時半なので、それまで例のりんくうタウンで時間潰しをする。
今日のお目当てはパンケーキ。

f:id:yuanne-i:20230812145119j:image少なそうに見えるがボリュームあって、これだけでお腹いっぱい。右はメープルシロップ、左のミルクのようなものはココナッツミルクで、ココナッツの風味が加わると飽きずに食べられる。しかしこのパンケーキのシュワシュワ感、どうやるんだろう。
生クリームも甘さ控えめでよかった。
(調べたらこのお店、渋谷にあった。クアアイナという名前らしい)

久しぶりにたくさん歩いたら疲れて、また帰りの飛行機で眠ってしまう。朝と同様に飲み物もらえなかった。
今日は夫のお迎えがないので、羽田から電車で帰宅。
息子が起きて待っていてくれて、どうだった?と聞いてくるので、90%の人は治るって、と答える。
1日で荒れ果てた台所を片して風呂に入り、就寝。