腹膜偽粘液腫闘病記

腹膜偽粘液腫という珍しい病気にかかりました。闘病記をはじめます。

6/22(腹腔内化学療法10回目)

4時過ぎに起床。眠くて辛いが、昨日が夏至だったからかすでに外は明るい。
遅れもなく搭乗し、関空へ。

大阪はうっすら雨模様。午後は東京も雨になる予報だし、この雨が東に移動してゆくのかも。
いつもの川沿いに、睡蓮鉢をたくさん置いてあるお家があり、我が家とは比べ物にならないぐらい葉が大きく、生い茂っている。

f:id:yuanne-i:20230706081312j:image蕾も出ていた。綺麗なお花が咲くんだろうなぁ。これ、うちと同じぐらいの睡蓮鉢から出てるんですけど、葉の直径が30センチぐらいある。蓮の種類が違うのかな。

病院へ到着し、採血。血圧、身長体重を測り、外来でKindleを読んで待つ。前にも書いたけど、病を得ると病院などで待つことが多いので、本、特にKindleがないと闘病できない。いまどき本を読むだけの端末ってある意味贅沢だけどね。

10:30ごろ呼ばれ、診察室へ。

体調はどうやった?
(特に変わりはありせん。最初の1週間はお腹と腰の痛みが辛いですけど、薬で何とかなりました。そのあとは元気にすごせました。オキノームと、ロキソニンを処方してください)
わかった。処方しとくよ。
(あと、8/4の手術前に8/3に入院ですよね。飛行機の手配などあるので3日のタイムテーブルを今日知りたいのですが)
ああ、じゃあ説明するよ。

ここで、先生のスマホに電話が入る。いつもの看護師さんが登場し、代わりに説明を受ける。

7/22に術前検査をし、この日はもう抗がん剤治療はしない。8/3は13:00に来て入院手続きをして、先生の説明は外来が終わってからだから夕方になる。その時は家族の人も来ていて欲しい。

なるほど。息子も術前の説明を一緒に聞かせよう。
先生の電話も終わり、診察台に横になってお腹を出すと、触診した先生が、あれっ、ちょっとここじゃ無理や。上(化学療法室)でやるわ、と言う。またひっくり返ってたのかな?

お昼を買って、化学療法室へ。今日も半分くらい埋まっている。
ベッドを決めると看護師さんが来て、今先生来ますから待っててね、と言ってる側から先生登場。
改めてお腹を見て、うーん、奥に入っとるな、ここや、と針を刺すも手応えがなかった様子。あれ。おかしいな、あっこれひっくり返っとるわ、と一旦針を抜く。
お腹の上から手で戻し、2回目は問題なく入った様子。ひっくり返りやすいんだな私。
その後は特に問題なく終了。またすでにむくみがでていて靴がきつい。吐き気も少しある。

食欲もなく、それでも甘いものなら入るかもと、夕飯代わりに関空の自販機でセブンティーンアイスを買って食べる。糖分補給し、少し復活。
飛行機まで時間があったので、今後のことを考える。
今回で腹腔内化学療法は10回目、HIPECをいれると11回になる。

正直、ちょっと疲れたな。もう手術まで抗がん剤したくないかも。

こんな感情が出てきた自分にびっくりしたが、今回で抗がん剤を終えれば、7月は丸々元気で色々できるんだよね。
手術前に治療の夏休みを取りたくなってしまった。
そして元気いっぱいで8月の手術に臨みたい。
と言うわけで、7/6の予約はキャンセルしようと思う。次回は7/22の術前検査になる。
今日見た蓮の蕾が咲くのを見られないのが残念だ。

帰りの飛行機も予定通りで、夫に迎えに来てもらって帰宅。やはり夜の東京は雨だった。
吐き気が強く、マウスウォッシュでうがいをして就寝。