腹膜偽粘液腫闘病記

腹膜偽粘液腫という珍しい病気にかかりました。闘病記をはじめます。

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この状態で明日退院か、と思った朝。

また早朝現れたY先生に、傷口ではなくお腹全体が痛いことを伝える。
じゃあ薬出しとくわ、とのことで出された薬がカロナール500mg。
えーカロナールなんて効くのかよと思いながら服用すると、意外なほど効果があり、お腹の痛みがだいぶ軽減された。

この日、夫に手術後どのような説明をされたのかヒアリングする。
以下のようなことを説明された模様。ちなみに本人である私には一切説明されていない。

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今回やったのは審査腹腔鏡手術というもので、お腹の中の擬粘液腫がどれぐらい散らばってるか確認するもの。
まだ散らばってたので、HIPECという温熱化学療法を同時におこなった。

PCIスコア(お腹を分割してどれぐらい散ってるかを数字化する値。0から39)は14で良くも悪くもない中間とのこと。

擬粘液は大網に付いてたのでそこからサンプルを取った。多分病理検査に回すんだと思う。
内臓には付着がほぼ見られないけど、s状結腸にははっきりとしないが少しあるかもとのこと。
右腹膜に多く播種してて、左腹膜は若干。
後は大網に付いている状態。
今後の治療は主治医の診察で決まるのかな、と言う感じ。
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夫曰く、HIPECしたのだから経過観察になるのでは、とのことだが、詳細は次の診察で決まることであろう。

昼に点滴を外してもらい、シャワー。ここの病院はシャンプーとリンス、ボディソープがシャワー室にあり、便利。

だいぶ動けるようになったので、風呂後に歩行訓練をする。
デイルームの窓を見て、はじめて大雨が降っていることに気づく。近くの看護師さんに雨だったんですね、と何気なく言ったら、朝から本降りなんですよ、と言っていた。

トイレに行くと、左下腹から鼠蹊部が明らかに腫れている。腫れぼったく痛みもある。なにこれ。

 

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f:id:yuanne-i:20230421074416j:image朝昼晩のご飯。
とても美味しいが、抗がん剤の副作用で食欲がなく、みんな一口ずつしか食べられず、申し訳ない。
昼食のゴーヤチャンプルーが病院食っぽくなくて気に入った。
夜の煮物のにんじんが花形だったよ!

左腹から鼠蹊部の腫れは、経過観察になった。大したことはないらしい。