腹膜偽粘液腫闘病記

腹膜偽粘液腫という珍しい病気にかかりました。闘病記をはじめます。

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朝早めに起床。
朝・トースト、プロポリスラテ
今日は夫が勧める代替療法の日である。

詳細は割愛するが、その先生は抗がん剤治療をするかこちらの治療をするかはあなたの選択です、と言うようなスタンスの人であった。免疫力を高めて生命力を高めれば、薬なんて必要ない。
タイプとしては新興宗教の教祖のような感じ。

本当にこういうのあるんだな、と思った。

ただ、病院のY先生もこの先生も、患者を見るベクトルは同じな気がした。患者を見るのではなく病気の治癒を見ているのであり、彼らの構成している言語は違えど最終的な目的は同じなのである。
全くコンセプトが違ったプログラム言語を使って、最終的には同じ文字をプリントするコマンドを組むのが仕事、みたいな。
彼らには彼らの哲学があるのだろう。

ボス先生は、最初と最後に状態をチェックする感じで、大半は弟子の先生が施術してくれるのだが、この弟子先生が傾聴、気配り、全てにおいて素晴らしい人であったので、とりあえず弟子先生指名で回数券分は通うことにした。
推し先生の存在はすごい。

なお、ボス先生は患者の前で弟子を叱るようなパワハラ気質のため、夫の紹介であることや、弟子先生が居なかったら金がムダになっても通わなかったと思う。

ここまで、飛行機で通院したり、訳のわからん代替療法に金使って裕福だな、と思われているかもしれないが、夫はともかく、私自身は氷河期世代末期の年代で、個人事業主に毛が生えた程度の起業はしたものの超零細、子供は1人。お察しくださいね。
ちなみに新幹線で通院するより飛行機の方が安いんだな。

ここで私が死んだ方が将来的に損になるので頑張っています。
わたしは代替療法には否定的です。

カーシェアを返したついでに、近所のお気に入りのカフェで昼食。
昨日は起きていられたとはいえ、それまで寝たり起きたりの生活をしていた私は体力の限界で、ランチも半分ほどで終了。日替わりランチ、ステーキだったのに…!
残りは夫が食べてくれた。
帰りは、昼間なのでちょっと恥ずかしかったが、夫の手につかまってゆっくり帰宅。

しかし、前回の化学療法の後は、この日はまだ寝込んでいたはず。吐き気を止めるだけで体力回復がこんなに早いとは。

夜は息子が部活から帰ってくるのを待って鍋。夫が値引きされた海鮮鍋セットをホクホク顔で買ってきた。海鮮の出汁は凄いね。締めのうどんも美味しくて、これはたくさん食べられた。