腹膜偽粘液腫闘病記

腹膜偽粘液腫という珍しい病気にかかりました。闘病記をはじめます。

3/7(腹腔内化学療法5回目)

化学療法5回目の日。
何故が前日なかなか眠れず、ハッと起きては時間を確認してしまう。細切れ睡眠でぐったりの起床であった。
初めての飛行機で大阪行きの日は極寒で、なおかつ朝5時の外は真夜中だったが、今日はもう夜明けが始まっており明るく、暖かい。1ヶ月半ほどでこうも季節が移ろってゆくのだな。

保安検査も初回と比べ物にならないぐらい混んでおり、暖かさは人の行動を促進するのだと思った。
紳士が順番を譲ってくれて恐縮する。

飛行機では初めて隣に小さいお子さんが居て、若いご両親は大変そう。
降り際にお子さんと目が合ったのでニッコリしてみたら、お子さんもニッコリしてくれて嬉しかった。お父さんに、騒がしくてすみませんと謝られてしまう。テンパってしまい、とんでもないです、と返す。

病院への道は川沿いを歩くことにしている。川が好きなので、見てて飽きない。

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f:id:yuanne-i:20230319114349j:imageなんか居るな?と思ったら、亀が集まって甲羅干ししていた。かわいい。春だなぁ。

途中には小ぢんまりした畑もあり、丁寧に世話された季節の野菜が育てられている。野菜の移り変わりを見るのも楽しい。

病院では、今日は検査デー。いつもの採血プラス、心臓のエコー、下腿部のエコー、心電図、歯と胸部のレントゲン。
外来に戻って身長体重、血圧を測る。急いできたので血圧が110と、私としてはかなり高め。普段もこれぐらいなら手足も冷えないんだろうな。

Y先生の診察で、吐き気がずっと続いていたことを話す。エスワンタイホウの副作用やな、辛かったら今回は休んでもええけど、とのこと。
ご飯も食べられてるし、なんとかがんばって続けます、と答える。
ロキソニンドンペリを出してもらう。
先生の携帯に電話がかかってきており、何となく聞いていると、他の連携病院の患者のことらしかった。先生、ほんとに激務だよな。

今日は何故か化学療法室でポートに針を刺すとのことで、昼食を買って化学療法室へ。
トイレに近い奥のシートに陣取り、巣作りをしていると、Y先生が現れてサクッと針を刺してサクッと去っていった。
化学療法室の看護師さんたちとY先生の仲良しな関係性が伝わってきて、なんだか良いものを見られた気分である。

途中で事務の人が来てくださり、4月の検査腹腔鏡手術の説明を受ける。4泊5日の予定で、4/3にコロナ検査、4/4に入院、4/5に手術、という日程となる。
これは保険が効かず、60万超えのお支払いになるそう。ぐはっ。
早く標準治療になっておくれ。
たしかPCIスコアが3以上であれば、HIPECも行うはずである。
PCIスコアに関しては以下をご参照ください。
https://kishiwada.tokushukai.or.jp/sp/section/pm/operation.php
腹膜切除の可能性もあるから、そしたら入院もっと長くなるのかな。

入院着は一日50円という破格で借りられるそうなので、借りようと思っている。前の病院はタオルつきとはいえ、一日400円とかだった気がする。
下着だけたくさん持っていけば洗濯しないで済む。タオルは薄手のものを持って行って、都度手洗いして乾かしながら使おう。

問題は夫が大阪入りする日程である。その週は夫の仕事は全部休みにして、こっちの仕事もセーブしておこうかな、とのこと。
夫は手術のときは待機していなければならず、手術が何時間かかるか不明なので、一泊する可能性もある。
前の病院はバイクで15分の場所だったので楽だったよね。

帰り道の車で、はっきり下半身がむくんでいるのがわかる。今までなかった症状だ。家に帰って屈伸運動してみると、膝がむくんで痛い。こんなの初めてだ。
着圧ソックスを履いて寝る。