腹膜偽粘液腫闘病記

腹膜偽粘液腫という珍しい病気にかかりました。闘病記をはじめます。

4/5(HIPEC当日)

手術の日。
6時に看護師さんが来て、血圧や体温、点滴のルートを入れてくれた。

8:00ごろ息子からLINEがあり、Switchの制限を解除して欲しいとのこと。義母に許可を得て解除する。
明日から学校なので、今日義母宅から帰ってくる予定。義母に新学期の準備を手伝ってもらい、下着なども買ってもらった様子。孫ってそんなに可愛いもんなのか。

8:30に夫がデイルームに到着。そのタイミングで私もデイルームに行き一緒に待つ。
9:00に呼ばれて、3組の家族と手術室へ。手術室の看護師さんに挨拶され、ここで夫と別れる。
すぐに手術台に寝かされ、昨日説明してくれたちょっとユーモアのある麻酔科の先生が来て、酸素マスクから麻酔を入れると、すぐに意識を失った。

意識が戻ってすぐ、まだ呼吸器が喉に入っており苦しむ。すぐ抜いてくれだが、意識戻る前に抜いといてよ、と思った。
ベッドのまま手術室から出ると、夫が居て軽く挨拶するも、お腹全体が痛くて悶える。
これって全く痛み止め効いてなくない?ってぐらい痛くて、ICUで痛み止めを追加されるも、全く効いてこない。

わたしはそこまで痛みに弱い方でもなく、普通に分娩とか経験してるんだけど、何なら陣痛と同じぐらい痛い。なのに看護師さんは、声出すと痛くなるよー、とかスルー気味。痛みに弱い人なのかな??とか言われたので、普通分娩も経験してるし、前の病院で腹腔鏡手術した時は全然痛くなかったですよ!とキレてしまった。大人気ないのは反省している。
そしたら鎮静剤を入れられて鎮静されてしまった。
おかげで大分楽になった(意識が朦朧とするので)。

麻酔科の先生がきて、痛くて大変やったな、よう頑張ったな、と布団をポンポンしてくれたのは良かった。

だいぶ落ち着き、人心地ついたら、なんと夕飯が出た。写真なし。ほとんど食べられなかったけど。

尿道カテーテルが入っており、痛いし残尿感が常にあって気持ち悪い。歩いてトイレに行けるなら外してもらえるらしいので、頑張ってトイレまで歩いて行った。カテーテルを抜いて最初の排尿の痛いこと。逆に膀胱炎になりそう。

夜中に普通病棟に移される。
お腹の痛みに、一晩中寝返りをうって痛くない姿勢を探しながらウトウトする。
手足の痺れがひどく、顔まで痺れてきた。ちょっと怖い。