腹膜偽粘液腫闘病記

腹膜偽粘液腫という珍しい病気にかかりました。闘病記をはじめます。

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朝から本降りの雨。とたんにだるく、調子が悪い。
早起きしなくても良い日なので、10時ごろまで寝てしまう。

今度の火曜日は、待ちに待った診察の日である。
夫が今後のことを話そう、どういう治療をして行きたいかある程度固めておかないと、と言う。
先生がどう言ったカードを出してくるか分からないが、私は積極的に治療してもらうつもりで、これからまた抗がん剤6回してから減量手術ね、と言われたらもちろんやるつもりでいる。とにかくハイリスクハイリターンの気持ちである。

どういう治療をしたいのか、なんて段階ではなく、逆に積極的に減量手術して欲しい。

夫が妙に奥歯にものが挟まった物言いをするので詳しく意図を聞くと、もし夫が自分が同じ病気だったら、今の段階なら一旦治療は打ち切って、代替療法で免疫力を上げて経過観察する、という。
それは抗がん剤で動けなくなる日が多くなるから、家族に迷惑をかけるから?と聞くと、そうではなく、自分で試してみたいだけ、とのこと。

やっと夫が治療に対して煮え切らない態度がわかった。
確かに抗がん剤は体全体に著しいダメージを与える。私はまだ腹腔内ポート治療なので副作用は少ないらしいが、それでも治療後1週間は寝たり起きたりになり、発熱、吐き気、食欲不振、味覚障害、手足の感覚障害、腹痛、下痢、脱毛、と不調のオンパレードである。
ボス先生の言葉を借りるなら「生命力を下げる」治療なのだろう。
この副作用を目の当たりにすると、そりゃ二の足を踏む人も居るだろうな、と思う。

夫は、私にも本当は代替療法で行ってもらいたいのだろう。

もう緩和ケアに進むレベルならそれでも良いかもしれないけど、わたしはまだまだ現代医療で治療するつもりだよ。