腹膜偽粘液腫闘病記

腹膜偽粘液腫という珍しい病気にかかりました。闘病記をはじめます。

5/9(HIPEC後2回目の受診 腹腔内化学療法7回目)

診察の日。
いつもの通り早朝の羽田へ車で向かう。時間通りに関空へ着き、春木駅から徒歩で病院へ行く。
暖かく、厚手の上着だと汗ばむくらい。川の亀たちも元気そうで、いつもの通り川岸のあちこちに集まって甲羅干ししていた。

病院へ着くと、採血部屋の配置がガラッと変わっていて迷ってしまう。ゴールデンウィークあけから変わったそうで、私のようなオロオロしている患者用に案内係の人が数人いて、親切に誘導してくれた。
採血して、診察待ち。
夫は前日の仕事で疲れていて口数も少ない。

今日はY先生がいて、今後のことを相談できる。
Y先生は患者が診察室に入ってから過去のカルテを読み始めるスタイル。こちらから、手術後初の先生の診察です、今後の治療の予定を教えてください、といっておく。

まずちょっとお腹見せて。
(お腹の状態を確認。パソコンに向き合い直して)
PCI14か、手術やな。8月ぐらい。
(化学療法はしますか?)
なるべく小さくしときたいからな。手術前に。
(前と同じ2週間に1回のペースですか?)
そう。8/4に手術予約取れるから、今日入れて、手術前までに5回できるな。
(手術はやる気満々なので、お願いします)
そうか、ハハハ。

と言うわけで、和やかに8/4に減量手術決定。
ところが、今日の化学療法のためにポートに針を入れる段階でトラブル発生。
なんとポートがひっくり返って裏を向いてしまってるらしい。

あっこれひっくり返っとるな。
(えっっそんなことあるんですか⁈)
結構良くある。待ってて。

先生が両手でポートを掴み、お皿を返すようにお腹の上から徐々にひっくり返す。
元に戻ったらしい笑。なんて原始的なやり方。
またいつもの長めの針を刺し、診察終了。
ちなみに右脇腹の痛みは、ポートの先端がそちらに出ているかららしかった。納得。

診察室を出てから、室内ではほぼ無言だった夫が、どうせ化学療法やるなら検体を調べて、分子標的薬見つけてやってもらいたかった、などとブツクサ言っていた。どうやら私が手術に向かって前向きアピールをしたことが気に入らなかったらしい。
夫の思惑はどうであれ、私はやる気なので。

お昼を買って、夫と一旦お別れ。
久々の化学療法室では今日も患者さんがいっぱいで看護師さんたちは忙しそう。
薬はいつものシスプラチンとドセタキセルだった。
途中で薬剤師さんがきて、エスワンタイホウが出てないみたいなんですけど、先生何かおっしゃってましたか、と聞かれる。
エスワンタイホウのことを先生に言うのをすっかり忘れていた。とっくに切れて飲んでいない。
薬剤師さんは先生に確認してくれて、今回は必要ないとのこと。なーんだ。

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夫はりんくうタウンまで戻り、良さげなランチしている。羨ましい。ここのフードコート、気になってたんだよね。美味しかったそうです。

りんくうタウンには海沿いの公園があり、釣りもできるらしい。

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良いところだよねー。夫の指が写ってるw
夫は散歩したり、木陰の芝生で昼寝したりして遊んでいたらしい。いいな。
空港で合流し、帰京。

ここで、過去の血液検査の腫瘍マーカーの値を置いておく。大きさがバラバラで見にくくてすみません。
CA19-9CA125という値に注目して欲しい。
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3枚目の画像が、HIPEC後初検査の本日、5/9の値である。

両方の値とも、4/8の手術直前の値から半分以下になっている。HIPECは確実に効果があったようだ。逆にIPポートからの抗がん剤は効いているのかな?と言う感じ。CA19-9は少しずつ下がっているので、それには効いているのかもしれない。
他の患者さんの値を見たことがないので、私の腫瘍マーカーが腹膜偽粘液腫ではどの程度の値なのかはわかりません悪しからず。

帰りの車の中でリュックサックの整理をしていたら、なんとKindleをどこかに落としてきたみたいで見つからない。
最後の記憶は、飛行機内で眠くなったので、手に持ってウトウトしていたところ…機内で落としたのかもしれない。明日確認しないと。